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知ってる? 振袖の柄の意味:御所車
2021年12月3日更新
こんにちは、佐沼屋呉服店でございます。
本格的な冬が到来し、毎日冷え込みが厳しくなってきました。
本格的な冬が到来し、毎日冷え込みが厳しくなってきました。
振袖の柄に込められた意味
突然ですが、皆さんは振袖の柄にはそれぞれ「意味」が込められていることをご存じですか?
ハレの日の特別な装いである振袖。
そんな振袖には、新成人の皆さんを祝福し、健やかで幸せにあふれた未来の訪れを願うモチーフが多く取り入れられているんです。
そしてその多くは古くから日本に伝わる「伝統柄」や「吉祥文様」と呼ばれるもの。
今日は、そんな振袖の柄の中から一つご紹介致します。
この柄知ってる?
美しい花々に囲まれた、小さな車のようなもの。
これは「御所車」といって、かつて天皇や貴族など身分の高い人が乗っていた牛車を描いたものです。
雛飾りなどにも使われるモチーフですので、目にしたことがある方も多いかもしれません。
毎年五月、京都の町中を平安装束をまとった人々が練り歩く「葵祭」では、いま現在も用いられています。
この御所車。応仁の乱以降、御所の中で儀式を行う際に使用されるようになったことから、「御所車」と呼ばれるようになりました。
ちなみに、この御所車に花がこぼれるほど飾られたものは「花車」と呼ばれ、御所車と同じように人気のある図柄です。
御所車の柄に込められた意味とは?
「富」や「豊かさ」の象徴である、御所車。
そのイメージ通りに「将来豊かな生活を送れますように」という願いが込められています。
最近では、「幸せや吉報を運ぶもの」というとらえ方をすることもあるようです。
また、やはり高貴な人が乗る車ですので、「玉の輿に乗れますように」という願いを込めているという説も……!
振袖選びは佐沼屋呉服店で!
佐沼屋呉服店では、御所車を含め様々な色柄の振袖をご用意しております。
「これからの人生が幸せあふれるものになりますように」という願いが込められた、日本の伝統的な吉祥文様。
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