お知らせ

振袖を着て電車に乗るならこれを知っておいて!コツも伝授!


はじめに
こんにちは!佐沼屋です。
花屋の店先に並ぶポインセチアの鮮やかな赤に、冬を感じる今日この頃です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

突然ですが、成人式会場に向かわれる移動手段として、電車をご利用になるというお嬢様もおいでかと思います。

電車は様々な方が利用なさるため、振袖姿を多くの方にご覧いただけますし、運賃が安く済むためお財布にも優しい移動手段と言えます。

ですが、時間帯によっては車内が混雑して着崩れが気になるというお嬢様もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、お振袖を着て電車に乗る時に注意することや乗り方のコツをご紹介いたします。
成人式だけでなく、初詣などのお出掛けにも役立ちますので、ぜひご一読ください。

振袖での電車移動で予想される心配事
はじめに、お振袖で電車に乗る時、どのような心配事が予想されるのかをご紹介致します。

<油断すると着崩れしやすい>
立ったまま乗っていると、走行中の揺れで転倒しないように脚を広げて踏ん張らなければなりません。
しかしお振袖の裾を広げてしまうと、着崩れの原因になってしまうんです。

また、電車の中ほどにあるつり革を握るときも注意が必要です。
高い位置にあるつり革を握ろうと腕を高く上げてしまうと、袖口が下がって腕全体が見えてしまうだけでなく、胸元の布が上に引っ張られてお振袖がたるんでしまいます。

座席に座る時や混雑した電車内は、帯をぶつけて潰れないようにしなければなりませんし、改札からホームに移動する際に階段を利用すると、脚の上げ下げで着崩れてしまったり袖や裾を踏んでしまうおそれがあります。

<移動中に疲れやすくなる>
会場の近くで着付けをしてもらう場合はあまり心配いりませんが、場合によっては予約が取れなかったり知り合いに頼むなどで、少し離れた所で着付けを行うこともあります。

タクシーよりも電車の方が移動代は安く済みますが、普段着慣れないお着物を着て移動すると、疲れが出てきやすくなってしまいます。

また、たくさん歩くと草履の鼻緒が足の指に食い込んでしまい、疲れが増して感じられることもあります。

振袖での電車移動中に着崩れを防ぐコツ
電車移動での着崩れを減らすためのコツとして、以下のようなものが挙げられます。

<腕を高く上げない>
腕を上げる時は、脇を締めてなるべく肘から先だけを動かすようにするのがコツです。

腕を上げる時は、袖口を反対の手で軽く押さえるようにしてください。

袖口から見える範囲を手首から少し上くらいにとどめるように意識しましょう。

このようにすることで身のこなしに気品が出てきます。

また、立って乗車する時は、できるだけ出入り口付近にある手すりを利用すると、腕の上げ下げを最小限に減らすことができます。

<座るときは浅く座る>
お振袖を着てイスに座る時は、帯を潰さないように背もたれから5センチほど離れて腰を掛け、背筋を伸ばします。

つい脚を組みたくなりますが、お振袖が着崩れてしまうため我慢しましょう。

両足を揃えて少し斜めに倒し、軽く後ろに引くと、おしとやかで美しく見えます。

<人の多い車両はできるだけ避ける>
人の多い車両に乗ってしまうと、帯が人にぶつかって潰れやすくなるだけでなく、お振袖を汚してしまったりひっかけてしまったりするかもしれません。

周囲にも気を遣わせてしまうことになるため、乗車時刻をずらすか人の少ない車両を選ぶようにしましょう。

また、人の多い車両は座りたくても席が空いておらず、疲れが溜まりやすくなってしまいます。

電車の揺れを回避して着崩れや疲れを防ぐコツとして、脚を肩幅くらいに広げて内股で立ち、軽く膝を曲げるようにしてみましょう。

振袖での電車移動中にストレスを減らすコツ
次に、電車移動のストレスをできるだけ減らすためのコツをご紹介いたします。

<階段ではなくエレベーターを利用する>
お振袖を着て階段を利用すると、脚が満足に上げられずストレスを感じてしまうかもしれません。

できるだけ駅にあるエレベーターを使うようにしましょう。

脚の上げ下げからくる着崩れや、地面に擦れる汚れを防ぐ方法としても役立ちます。

エレベーターが見当たらず階段を利用する時は、段に浅く足を乗せ、上前(お着物を前で合わせた時に上になる部分)のつま先を少し持ち上げて、体の向きをやや斜めにするとキレイに上がることができます。

下りる時も同様に体をやや斜めに向け、視線は少し先に向けることで背筋が丸くなりません。

階段を利用する時は、ふくらはぎが見えないように注意してください。

<歩きやすい草履を選ぶ>
草履は指先で軽く挟む程度に履くと、鼻緒が食い込むストレスから解放されます。

他にもつま先部分の底が浅いものやクッション性のあるものを選ぶと、歩きやすく感じるでしょう。

普段から足の指をストレッチで強化しておくのも良いでしょう。

過去のブログも併せてご覧ください。
■振袖を着ている時に注意すること
土浦市・つくば市周辺の方へ!振袖を美しく着こなすための振る舞いや作法をご紹介

■着崩れを起こさない&着崩れた時の対応
土浦市周辺の方へ!成人式に向けて!覚えておきたい振袖の着崩れについて

こんな時どうする?!お振袖・お着物を着た時の悩み

電車の乗り換えが必要な時は、できるだけ乗り換えの回数を減らすようにすることもオススメです。
お振袖の所作や着崩れの対処法が知りたいという時は、お気軽にお尋ねください。

さいごに
年末に向け、くれぐれもご自愛の上、おすこやかにお過ごしください。

◇ ◇ ◇

茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。

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