「きものの町」新潟県十日町市に振袖の選品に行ってきました!
写真:Photo AC
こんにちは、佐沼屋呉服店です!
一月も終わりを迎えようとしていますが、春の訪れはまだ少し先のようです。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
先日、新潟県十日町市に行ってきました!
目的は日本きものシステム協同組合(JKS)のパンフレットに掲載する振袖を選ぶこと。
残念ながらパンフレットの完成まで振袖をお見せすることはできませんが、今年もたくさんの素敵な振袖と出会うことができました。発表の日を楽しみにお待ちくださいね!
この時期の十日町は分厚い雪に覆われ、一面の銀世界が広がっています。当日は天気に恵まれたこともあり、素晴らしい景色を見ることができました。
ところで、何故振袖を選びに訪ねる場所が十日町なのか。そう不思議に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
おそらく「着物の町」と聞いたとき、一番最初に「京都」や「金沢」あたりの都市を思い浮かべる人は多いと思います。着物の生産地としても、日常的に着物を着ている人が多い場所としても有名だからです。
実は十日町の織物の歴史はとても長く、その中でも最古の記録は紀元前4世紀~後3世紀中頃(弥生時代)まで遡ると言われています。その頃の遺跡から、「紡錘車」という糸を巻き取る道具が発見されているんです。(もっと詳しい歴史を知りたい方は十日町市博物館のHPをご覧ください!)
それから長い年月を経て明治時代を迎え、十日町は「明石ちぢみ」や「意匠白生地」を生み出し、絹織物産地として全国にその名をとどろかせました。昭和三十年代に京都から導入した友禅の技法は「十日町友禅」として花開き、今も振袖をはじめとする様々な作品に使われています。
また、十日町における着物の生産の一番の特徴が、全ての工程をひとつの会社や工房で行う「一貫生産システム」にあります。デザインから染め、織りや絞りなど全てを一か所で行うことで、高い品質のものが作られるんですね。
そんな十日町で作られる代表的な振袖といえば、そう、辻が花です。
辻が花染めは描き絵と箔・刺繍などを併用した美しい技法ですが、江戸時代にこつ然と姿を消してしまったことから「幻の染め」とも呼ばれています。辻が花振袖は着た人を可憐に、そして豪華に見せてくれる美しい振袖です。
佐沼屋呉服店では数々の辻が花振袖をお取り扱いしております。見ても着ても美しい辻が花振袖は、成人式だけではなくその先も長く着て、ともに人生を歩んでいける振袖です。
詳しくは佐沼屋呉服店プレミアム振袖のページをご覧ください。
県内でのオミクロン株の流行拡大により、他県に続き茨城県も国に対して「まん延防止等重点措置」の適用を申請しました。先の見えない日々が続きますが、皆様何卒ご自愛ください。
私共も改めて気を引き締め、しっかりと感染対策をしたうえで皆様のご来店をお待ちしております。
◇ ◇ ◇
茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。
皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております!
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