お知らせ

長襦袢のたたみ方~基本のたたみ方とたたむ時のポイント~


はじめに
節分を過ぎ、寒い中にも春の気配が感じられる昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回は前回に引き続き「長襦袢のたたみ方」について触れたいと思います。

長襦袢はお振袖の下に着るインナーのようなもので、汚れや着崩れを防いで着姿を美しく見せる重要な役割があります。

そのため「人からは見えない」と適当に扱ってはいけません。

次に袖を通す時に備えて、長襦袢のたたみ方を覚えておきましょう。

長襦袢をたたむ前に
長襦袢をたたむ前にメンテナンスをしておきましょう。
メンテナンスは4ステップに分かれます。

<湿気を取る>
湿気は長襦袢にとって劣化を進める原因の一つです。
湿気を放っておくとカビや変色だけでなく臭いも発生してしまいます。

特に雨や雪の多い地域は定期的に虫干しをして、しっかり湿気を除去しましょう。

長襦袢を着物ハンガーにかけ、風通しの良い日陰に1〜2日ほど吊るしておきます。

室内の光でも色焼けを起こす可能性があるので、できれば照明も消しておきましょう。

<汚れをチェックする>
汚れやすい部分をチェックします。

汗や皮脂、化粧品、食べ物の汚れは時間の経過とともに取れにくくなり、シミとなって残ってしまいます。

汚れやすい衿元は念入りにチェックするようにしてください。

<半襟を外す>
半襟は汗などの汚れがつきやすいため、取り外して洗濯をします。

洗濯せずにいると見えない汚れが茶色く変色して染み付いてしまうので、きちんと洗うようにしてください。

半衿の生地や装飾によっては自宅で洗濯できないものもあるので、心配な時はクリーニングに出すようにしましょう。

糸を細かく切って外すと、長襦袢の生地を傷める心配がありません。

<洗濯(クリーニング)する>
化繊など、生地によっては自宅で洗濯できますが、正絹の場合はクリーニングに出しましょう。

化繊の長襦袢を自宅で洗濯する時は、手洗いをするか、おしゃれ着洗いコースを選びます。

シワにならない程度に軽く脱水をしたら、直後にアイロンをかけてシワを伸ばしていきましょう。

半乾きの状態になったら着物ハンガーにかけて完全に乾燥させてください。

長襦袢のたたみ方

出典:写真AC

長襦袢もお振袖と同様、きちんとたたんで保管しなければシワがついて振袖姿を台無しにしてしまいます。

たたみ方はお振袖よりも簡単なので、ぜひトライしてみてください。

①左側に肩、右側に裾がくるように広げて置きます

②自分からみて手前側の前身頃を脇線で内側に折ります

③反対にある奥側の前身頃を同じように脇線で折ります

④手前側の身頃の脇線が身頃の中心線と重なるように折ります

⑤ ④の状態の袖を手前に折り返します
 折り返した袖が身頃の端から出ないように注意してください

⑥同様に奥側の身頃を脇線で折り、袖を折り返します

⑦裾の方から折り上げて完成です

たたみ方のポイント
きれいにメンテナンスをしても、たたむ工程で汚れやシワがついてしまっては本末転倒です。

長襦袢をたたむ時は、シワをつけないためにも明るくて広い場所に敷物を敷いてたたみましょう。

たたみながらシワを伸ばすように意識するのも重要です。

また、あらかじめ自分の手についた汚れや油分を落とすようにしてください。

特にハンドクリームやボディクリームはカビにとって栄養分となってしまいます。

手を洗い、清潔にしてからたたんでください。

最後に
寒く空気の乾燥した日が続きます。
体調には十分お気をつけください。

◇ ◇ ◇

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