【振袖に合う帯揚げ】選び方と結び方のアレンジ
はじめに
こんにちは!佐沼屋でございます。
柔らかな午後の日差しに、梅一輪ほどの暖かさが感じられるようになってまいりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
本日は、前回の帯締めに続き、帯揚げの選び方と結び方についてご紹介いたします。
「帯揚げって何?帯締めとどう違うの?」というお嬢様の参考になれば幸いです。
帯揚げとは
帯の上部にちらりと見える布を帯揚げといい、帯枕(帯に立体感をつける和装小物)を隠したり、コーディネートのポイントとして用います。
デザインが豊富で、素材や柄、お色はTPOに合わせて使い分けるのが基本です。
成人式のお振袖には、色鮮やかでボリューミーな「絞りの帯揚げ」を使うのが一般的ですが、最近はフリルやレース、シフォンの帯揚げを使ったコーディネートも人気です。
帯揚げの選び方
帯揚げは、お振袖の柄や帯締めなどの小物と色を揃えたり、補色を選んだりと人によって様々です。
帯揚げ選びに迷った時は、なりたい雰囲気をプロに伝えて意見を参考にしてみてください。
一例として、お振袖の雰囲気ごとにおすすめの帯揚げをご紹介いたします。
<可愛らしい振袖に合う帯揚げ>
赤やピンクのお振袖で可愛らしい雰囲気にしたい時は、地色と同系色の帯揚げを選ぶのがおすすめです。
色の濃淡をつければ、統一された中にメリハリのある上級コーデが完成します。
<クールな雰囲気の振袖に合う帯揚げ>
クールでカッコいい雰囲気が漂う青や緑のお振袖には、赤やピンクの帯揚げで凛とした女性らしさを演出するのがおすすめです。
花柄や柔らかい素材を選ぶと、程よい抜け感が出せるでしょう。
<シックで大人っぽい振袖に合う帯揚げ>
落ち着いた雰囲気のお振袖に描かれている柄は、どちらかというと控えめなものが多いように感じます。
帯揚げは目立つ位置に巻くため、派手なものを選んでしまうと柄の魅力を半減させてしまうことも。
また、色数が増えると配色バランスが悪くなってしまいます。
重ね衿の色と揃えたりお振袖の柄の色を選んだりと、全体の印象を崩さないようなコーディネートがおすすめです。
<レトロな振袖に合う帯揚げ>
和の雰囲気が漂うレトロなお振袖には、柄の色と似たトーンの帯揚げや淡い補色の帯揚げを使ってまとまりを意識するのがおすすめです。
レトロな雰囲気を崩さず、さりげないコントラストが生まれますよ。
<ポップで個性的な振袖に合う帯揚げ>
お振袖を個性的に着こなしたい時は、ポップでカラフルな帯揚げがおすすめです。
その際、統一感が出るようにお色は柄の中から選ぶのがポイントです。
素材や装飾にこだわって、自分らしく華やかに着こなしましょう。
帯揚げの結び方アレンジ
帯揚げの結び方をアレンジすることで、アクセサリーのような楽しみ方もできます。
<一文字結び>
漢字の「一」を模したシンプルな見た目で、どんなお振袖にも合う結び方です。
原色に近い帯揚げや素材にこだわった個性的な帯揚げは、それだけで華やかな雰囲気になるので、一文字結びでも十分協調することができます。
<かもめ結び>
左右に弧を描いたようなデザインで、かもめが飛んでいるように見えることから名づけられました。
控えめで上品な仕上がりですが、一文字結びよりも躍動的です。
大人っぽい雰囲気なので、成人式のお振袖におすすめです。
<リボン結び>
帯揚げの端につくったリボンが印象的な、可愛い魅力があふれる結び方です。
リボンの大きさを変えたり数を増やしたりと、アレンジしだいで個性的なコーディネートが楽しめます。
<いりく>
聞きなれない言葉ですが、実はポピュラーな結び方で「入り組」と書きます。
帯揚げを胸元でクロスさせた形状をしており、見える幅を変えることで雰囲気が変わります。
また、同じ入り組でも帯揚げの素材をレースにすると、表情が異なって見えるのでおすすめです。
最後に
春とは名のみの寒さ厳しきこの時節、どうかお体を大切になさってください。
◇ ◇ ◇
茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。
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