お知らせ

【振袖を着る時のために】知っておきたい!小物類の保管方法をご紹介!


はじめに

こんにちは!佐沼屋でございます。

梅雨の晴れ間の青空に心和む今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日は、成人式でご使用になった小物類の保管方法についてご案内したいと思います。

ご家庭で洗えるものは洗濯表示を確認し、洗濯ネットに入れて洗ってくださいね。

それ以外の小物は、専門のメンテナンスやクリーニング店に依頼しましょう。

しっかり汚れを落として乾かせば、長い間使い続けられますよ。


和装小物の保管の仕方


<帯揚げ>

帯揚げは、帯枕を包んでズレないようにしっかりと結ぶため、結び目のシワが入ります。

ちりめんの帯揚げに入ったシワは、中温くらいに設定したアイロンを、当て布の上から軽くかけてとりましょう。

ただし、刺繍や箔が入っている箇所は変色するおそれがあるので避けてください。

絞りの帯揚げはシワが目立ちにくいので、半日ほどハンガーに広げて掛けておきましょう。

アイロンをかけると、絞りが伸びてしまうので注意してください。

シワや湿気がとれたら、たたんで桐タンスなどにしまいます。

なお、絹を使用した帯揚げはご家庭で水洗いができませんので、クリーニングに出すようにしてください。


<帯締め>

帯締めをそのまま保管すると、房にクセがついて広がってしまいます。

房に軽く蒸気をあててから振ると、しっとり馴染んで落ち着きます。

湿気が乾いたら房カバーをつけて保管しましょう。

房カバーについてご不明な点がございましたら、佐沼屋にお尋ねください。


<ショール>

ショールには一度の使用でも見えないホコリがたくさん付着しています。

そのまま保管すると虫食いや毛抜け、変色の原因になるので、手入れをしてから保管しましょう。

ドライヤーの温風を遠くからあてながら、衣類用ブラシで毛流れに沿って優しく撫でます。

毛がフワフワしてきたら、ドライヤーを止めてブラシで仕上げます。

ファーは狭い場所、紫外線、ホコリが天敵なので、保管をする時は毛を潰さないゆったりした通気性の良いカバーをかけ、防虫剤と一緒に箱に入れてください。

2種類の防虫剤を併用するとシミの原因になるので、使用は1種類だけにしましょう。


<足袋>

つま先や足裏は汚れやすい部分なので、しっかり洗ってから保管しましょう。

乾いている状態で土や砂をはたき落とし、汚れた部分におしゃれ着用洗剤を塗ります。

その後、水で予洗いしましょう。

洗剤をつける前に水に浸すと、汚れが繊維に入り込むので注意してください。

予洗いができたら、こはぜ(後ろの留め金)を留め、洗濯ネットに入れてドライやおしゃれ洗いコースなどで洗濯します。

酸素系漂白剤をご使用になる場合は、こはぜにかからないようにしてください。

足袋は乾きが遅いので、足首の部分を開いて干しましょう。

こはぜの部分を洗濯ばさみで挟むと、跡が内側に隠れるのでおすすめです。

綿は縮みやすいので、干す時は縫い目を引っ張るようにシワを伸ばして、形を整えながら干すようにしてください。


<草履>

エナメルの草履は、ホコリや土埃を柔らかい布で優しく拭き取ります。

汚れの気になる部分は雑巾を水につけてかたく絞り、生地を傷めない程度の力で拭きます。

仕上げに専用のクリーナーでエナメルを保護しましょう。

布地の草履は、毛の柔らかいブラシを使い、布目に沿って表面を軽く叩くようにホコリを払います。

エナメル、布地ともに汚れを落としたら、風通しの良いところで陰干しします。

保管をする時はビニールに入れず、直接箱に入れて風通しの良い場所を選んでください。

鼻緒にキーパーを挟んでおくと、型崩れを防いでくれるのでおすすめです。

定期的に陰干しをするのもお忘れなく。


着付け小物の保管の仕方

<腰紐・伊達締め>

腰紐はハンガーにかけて湿気を飛ばし、しわになった箇所にアイロンをかけます。

アイロンは、腰紐を裏返して当て布の上からかけるようにしてください。

保管する時は、二つ折りにしてからゆるく巻くか五角形に巻いていきます。


<肌襦袢と裾除け>

肌襦袢や裾除けは、ご家庭で洗えるものが多いです。

装飾や紐が絡んだりほつれたりしないよう裏返してたたみ、洗濯ネットに入れます。

洗濯機のドライやおしゃれ洗いコースで洗います。

脱水が終わったら洗濯機からすぐに取り出し、シワを伸ばしながら干します。


<長襦袢>

ご家庭で洗える素材なら、たたんで洗濯ネットに入れて肌襦袢と同じように洗いましょう。

シルクやウールの長襦袢はクリーニングに出すのがおすすめです。

保管の際は、たとう紙に入れて通気性の良い場所に収納してください。


<半衿>

綿やポリエステルでできた無地の半衿ならご家庭で洗えます。

絹や刺繍が入った半衿は色落ちや縮む可能性があるので、クリーニングに出すようにしてください。

半衿は長襦袢から外して洗います。

洗面器に水を張り、おしゃれ用洗剤を溶かして優しく振り洗いをします。

洗剤が残らないよう何度か水を変えてすすぎ洗い、軽く絞って水気をきったら乾いたタオルに挟んでタオルドライをしましょう。

濡れた状態の半襟を裏返し、当て布をした上からアイロンをかけます。


<衿芯、その他の小物>

衿芯は長襦袢から抜き、折れ曲げないように丸めてクリップでとめて保管しましょう。

その他の小物は、風通しの良い場所で湿気を飛ばしてから収納するようになさってください。

今回は、小物の保管方法をご案内いたしました。

次のご使用まで期間が開く場合は、汚れを落としてしっかり乾燥させてから保管するようになさってくださいね。

定期的に風をあて、防虫剤やたとう紙を交換するのもお忘れなく。

「保管方法をもっと詳しく知りたい!」「お振袖のメンテナンスを依頼したい!」などのご相談は、佐沼屋にお任せください。

大切なお振袖と小物類を長くご使用いただけるアドバイスをご提供いたします。



最後に

時節柄、体調を崩しませんよう御身おいといください。

◇ ◇ ◇

茨城県南一の振袖の品揃えを誇る佐沼屋呉服店は、茨城県龍ケ崎市・牛久市・阿見町・稲敷市・美浦村・河内町・利根町・取手市・守谷市・つくばみらい市・土浦市・つくば市・常総市で成人式のお手伝いをさせて頂いております。

皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております!

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